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捻挫について知っておきたいこと

日常生活やスポーツ中に起こりやすい「捻挫」。軽いケガと考えがちですが、適切な対処をしないと後遺症につながることもあります。今回は、捻挫の原因や症状、適切なケア方法について解説します。

捻挫とは?

捻挫とは、関節を支える靭帯や周囲の組織が、通常の可動域を超えて伸ばされたり損傷した状態のことを指します。靭帯は関節を安定させる役割を持っていますが、過度の負荷がかかると損傷し、炎症や痛みを引き起こします。

最も一般的なのが足首の捻挫で、段差につまずいたり、スポーツ中の急な動きで起こることが多いですが、手首や膝、指など他の関節にも発生する可能性があります。

捻挫の分類

捻挫は、損傷の程度によって以下のように分類されます。

  1. 軽度(1度)
    • 靭帯が軽く伸びた状態。
    • 腫れや軽い痛みがあるが、関節は安定している。
  2. 中度(2度)
    • 靭帯が部分的に断裂している状態。
    • 痛みと腫れが強く、関節に軽い不安定感が生じる。
  3. 重度(3度)
    • 靭帯が完全に断裂した状態。
    • 強い痛みと腫れ、関節の著しい不安定感がある。

捻挫の主な症状

捻挫は靭帯や周囲の組織が損傷することで、以下のような症状が現れます。症状の程度は損傷の重さによって異なりますが、共通して以下の兆候が見られることが多いです。


1. 痛み

  • 捻挫した関節を動かすと痛みが生じます。
  • 靭帯の損傷が軽度であれば軽い痛み、重度の場合は強い痛みを伴います。
  • 安静時にも鈍痛を感じることがあります。

2. 腫れ

  • 捻挫直後から患部が腫れ始め、時間が経つにつれてひどくなることがあります。
  • 腫れは靭帯周囲の炎症や血管損傷によるものです。

3. 内出血

  • 捻挫が重度の場合、靭帯周囲の血管が損傷し、患部に内出血が見られることがあります。
  • 皮膚に青紫色や赤紫色の変色が現れるのが特徴です。

4. 可動域の制限

  • 関節を動かそうとすると痛みや腫れのため動かしにくくなることがあります。
  • 特に重度の捻挫では、関節の可動域が著しく制限されます。

5. 関節の不安定感

  • 捻挫した関節にぐらつきや不安定感を感じることがあります。
  • 靭帯が損傷しているため、関節を支える力が弱くなることが原因です。

6. 熱感

  • 捻挫した部位に炎症が起きることで、患部が温かく感じることがあります。

捻挫の好発部位

捻挫は、関節の可動域を超えて動かした結果として発生しますが、特に以下の部位で多く見られます。これらの部位は関節の可動域が大きく、また外的な力がかかりやすいため、捻挫を起こしやすいです。


1. 足首(足関節)

  • 特徴: 足首は歩行や運動時に大きな負荷がかかりやすいため、捻挫が最も多い部位です。
       特に足をひねったり、急に方向を変えた際に発生します。
       足関節周りは靭帯が多いため、リハビリもしっかりやないと不安定性や慢性的な痛みにつながり  
       やすいです
  • 原因: 足を踏み外したり、段差に気づかずに足を捻る、急なスポーツ動作(バスケットボールやサッカーなど)などが原因です。

2. 手首(手関節)

  • 特徴: 手をついて転倒した際に、手首が捻挫を起こすことがよくあります。
  • 原因: 手をついて倒れる際に、腕を伸ばしすぎることで手首に負担がかかり、靭帯や腱が伸びすぎることが原因です。特にスポーツや日常生活でよく見られます。

3. 膝(膝関節)

  • 特徴: 膝の捻挫は、急な動きや無理な運動によって発生することが多いです。
       重要な靭帯が多く、軽度であってもしっかりとした治療が必要です。
  • 原因: スポーツ中の接触プレーや急な方向転換、ジャンプ後の着地ミスが原因です。
       また、膝をひねる動作によって靭帯に負担がかかり、捻挫を起こします。

4. 足の指(足趾)

  • 特徴: 足の指は小さいながらも非常に負荷がかかりやすい部分で、特に靴のサイズが合っていない場合や、足元の不注意で捻挫が起こります。
  • 原因: 運動中や歩行時に誤って足の指をひねることで捻挫が発生します。

5. 肘(肘関節)

  • 特徴: 肘も捻挫の好発部位です。特にスポーツ(テニスやバスケットボール)や転倒によって肘に力がかかると捻挫が生じます。
  • 原因: 相反する力が働いたり、肘を突いて転倒した際に、関節に無理な力がかかることが原因です。

捻挫の主な原因

捻挫は、関節を正常な可動域を超えて動かしてしまうことで発生します。
日常生活やスポーツ中など、さまざまなシーンで起こり得るケガの一つです。
以下に、捻挫の主な原因をまとめました。


1. 足元の不注意

  • 段差につまずく: 階段や歩道の段差に気づかず足をひねる。
  • 不安定な地面: ぬかるみや砂利道で足を滑らせる。

2. スポーツ中の動作

  • 急な方向転換: サッカーやバスケットボールなどで急に方向を変えた際に足首をひねる。
  • ジャンプの着地失敗: バレーボールやバスケットボールでのジャンプ着地時にバランスを崩す。
  • 過度な負荷: 長時間の運動や不適切なフォームによる関節への負荷。

3. 靴や装備の影響

  • サイズの合わない靴: ゆるい靴やきつい靴が足の動きを不安定にする。
  • ヒールの高い靴: 足首に負担がかかりやすく、転倒の原因になる。

4. 筋力や柔軟性の不足

  • 筋力不足: 関節を支える筋肉が弱いと、捻挫しやすくなる。
  • 柔軟性の低下: 体が硬いと、無理な動きをした際に関節や靭帯に負担がかかる。

5. 疲労や集中力の低下

  • 疲労蓄積: 疲れた状態では足元のバランスを保ちにくくなる。
  • 注意力散漫: 集中力が低下すると、段差や地面の状態に気づかず転倒するリスクが高まる。

6. 外部からの衝撃

  • 接触プレー: スポーツ中の他者との接触や転倒。
  • 事故: 転倒や転落、交通事故などによる外部からの力。

捻挫の応急処置:RICE処置

捻挫をした際に適切な応急処置を行うことは、損傷の悪化を防ぎ、早期回復に役立ちます。
その基本となるのが「RICE処置」です。
これは、Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上)の頭文字を取ったものです。以下に各ステップについて詳しく説明します。


1. Rest(安静)

  • 捻挫した部位を安静に保ち、負担をかけないようにします。
  • 痛みを感じる動作は避け、可能な限り患部を動かさないようにしましょう。
  • 無理に動かすと損傷が悪化する可能性があります。

2. Ice(冷却)

  • 捻挫した部位を冷やして炎症や腫れを抑えます。
  • 氷をビニール袋に入れ、タオルで包んで患部に当てます。直接皮膚に当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルを使いましょう。
  • 1回の冷却は15~20分を目安にし、1~2時間おきに繰り返します。

3. Compression(圧迫)

  • 包帯やサポーターを使って患部を軽く圧迫します。
  • 圧迫することで腫れを抑え、靭帯の安定性を保ちます。
  • 強く巻きすぎると血流が悪くなるため、指先が青白くならない程度に調整してください。

4. Elevation(挙上)

  • 捻挫した部位を心臓より高い位置に保ちます。
  • クッションや枕を使って脚や腕を持ち上げると効果的です。
  • 重力を利用して血液やリンパ液の流れを促進し、腫れを軽減します。

RICE処置のポイント

  • 捻挫直後の48時間が重要なケア期間です。この間にRICE処置を徹底することで、炎症や腫れを最小限に抑えることができます。
  • 症状が軽減しない場合や、関節のぐらつきや激しい痛みがある場合は、早めに医療機関を受診してください。

捻挫を放置するとどうなる?

捻挫を軽視して適切なケアや治療を行わずに放置すると、関節や靭帯に長期的な影響を及ぼす可能性があります。一時的な痛みや腫れが引いても、治癒が不完全な場合には、さまざまな問題が発生することがあります。以下に、捻挫を放置した際に起こり得るリスクをまとめました。


1. 関節の不安定化

  • 捻挫による靭帯の損傷が治らず、関節をしっかり支えられなくなることがあります。
  • 足首や膝がぐらつくような感覚が残り、再び捻挫を繰り返しやすくなります。

2. 慢性的な痛み

  • 損傷した靭帯や周辺の組織が完全に回復しない場合、慢性的な鈍痛や違和感が続くことがあります。
  • 長期間放置すると、炎症が慢性化する可能性もあります。

3. 可動域の制限

  • 捻挫を放置することで、関節周囲の筋肉や靭帯が硬くなり、可動域が狭くなることがあります。
  • 日常生活や運動に支障をきたす場合もあります。

4. 変形性関節症のリスク

  • 靭帯や関節が損傷したまま回復しないと、長期的に関節に負担がかかり、変形性関節症に発展するリスクがあります。
  • 特に重度の捻挫を治療せずに放置すると、関節の軟骨がすり減る可能性が高まります。

5. 再発リスクの増加

  • 十分に治療されない捻挫は、靭帯が弱くなり、再び捻挫するリスクを高めます。
  • 再発を繰り返すことで、損傷が蓄積し、症状が悪化する場合があります。

再発を防ぐためには?

捻挫は軽度であっても、適切な応急処置(RICE処置)を行い、必要に応じて医療機関で診断を受けることが大切です。また、再発防止のために以下を心がけましょう:

  • 専門家によるリハビリやトレーニングを受ける。
  • サポーターや適切な靴を使用して関節を保護する。
  • 筋力や柔軟性を高める運動を取り入れる。

佑接骨院での捻挫への施術

佑接骨院では、捻挫による痛みや腫れを和らげ、再発防止と早期回復を目指した施術を行っています。
専門的な技術と丁寧なカウンセリングを基に、一人ひとりに合わせた治療プランを提案いたします。


1. 初回のカウンセリングと検査

  • 捻挫の原因や状況を詳しくヒアリングします。
  • 損傷の程度を確認するため、関節の動きや腫れ具合、痛みの位置を丁寧に検査します。

2. 炎症を抑えるケア

  • アイシング:炎症や腫れを抑えるため、患部を適切に冷却します。
  • 軽い固定:関節を安定させるため、テーピングや包帯を用いてサポートします。

3. 痛みを軽減する施術

  • ラジオ波療法:当院で導入しているラジオ波を使用し、深部から筋肉や靭帯を温め、血流を促進します。これにより、痛みや炎症の軽減を図ります。
  • 手技療法:捻挫周辺の筋肉や靭帯に優しくアプローチし、緊張を緩和します。

4. 再発防止のためのリハビリと指導

  • 損傷した靭帯を保護しながら、関節の可動域を回復させるトレーニングを行います。
  • 筋力や柔軟性を高めるエクササイズを指導し、再発を防ぎます。
  • 日常生活での注意点や、関節を保護する方法についてアドバイスします。

5. 継続的なメンテナンス

捻挫は再発しやすいケガの一つです。当院では、症状が改善した後も定期的なケアやメンテナンスを推奨しています。これにより、健康な状態を長く維持できます。


佑接骨院の特徴

  • ラジオ波療法を活用した施術で、即効性のあるケアを提供します。
  • オーダーメイド施術:患者様一人ひとりの状態やライフスタイルに合わせた治療を実施。
  • 駐車場完備・予約優先制で通いやすさも抜群です。

捻挫は、関節に過度な力が加わり、靭帯や腱が伸びすぎて損傷するケガです。特に足首や手首、膝など、可動域が広く力がかかりやすい部位で多く見られます。

捻挫の初期症状としては、痛み、腫れ、内出血などがありますが、適切な応急処置(RICE処置)を行うことで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めることができます。もし捻挫を放置すると、慢性的な痛みや関節の不安定化、再発リスクの増加など、後々の問題につながることもあります。

当院では、捻挫に対する専門的な施術を行い、早期回復をサポートします。症状が改善するまでのリハビリや、再発防止のための指導も行っており、安心して治療を受けることができます。

もし捻挫をしてしまった場合は、早めにご来院いただき、適切なケアを受けましょう。あなたの回復を全力でサポートいたします!

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📍 アクセス:八王子市大和田町3-20-15水車館1F
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